うさぎが電気コードをかじる…しっかり対策し危険を無くそう!

うさぎを部屋に放すとき、こんなことに困っていませんか?

「電気コードをかじられる!」

放し飼いだけでなく、ケージ飼いのへやんぽ中でも、悲劇は起こります。うさぎのイタズラの中でも特に厄介なこの問題。管理人も、うさぎを飼い始めた当初はかなり悩まされました。非常に危険な問題だったため、色々と対策した末に、現在は安全にうさぎを部屋に放すことが出来ています。

ということで今回の記事では、うさぎに電気コードをかじられないための対策をご紹介します!

目次

うさぎが電気コードをかじることの危険性3つ!

うさぎにコードをかじられて困ること。大きく分けて3つあります。

それはずばり、

  • 『感電のキケン』
  • 『火災のキケン』
  • 『経済的損害』

です。どれも大変怖いですね。では、詳しく見ていきましょう。

感電の危険! うさぎは特に注意

電気コードへのイタズラ自体は、他のペットでもよく見られるものです。実際、犬や猫でも電気コードへのイタズラによる感電の危険性が指摘されていてます。しかし、うさぎは特に注意が必要なのです。

理由は、うさぎの歯にあります。電気コードによる感電事故は、中の銅線がむき出しになった状態で通電し、生物の体が触れることで発生します。危険なので、市販の電気コードは、事故防止用の分厚いビニールカバーで銅線を覆っているのですが…。

このビニールを、うさぎの歯はいとも簡単に突き破ります。

牧草を食べるときと変わらず、一瞬でプッツリ裂いてしまうのです。本当に、ひと噛み。あっという間すぎて、止める隙などありません。もしも噛み切られた電気コードが通電していたら…?即、感電に繋がることは容易に想像できます。うさぎの命に関わりますので、決して甘く見ないでください。

人間への感電や、火災にも繋がりかねない

先述したとおり、うさぎへの感電リスクもあるのですが、人間にとっても大変危険です。なぜなら、銅線の露出した電気コードは、人間でも感電する上に、火災の恐れもあるから。

断線した電気コードは、銅線同士の接触によって火花を散らしたり、異常発熱することがあります。つまり、結果として火災を引き起こす危険があるのです。

電気コードの買い替えは意外と大変

以上の危険から、一度うさぎにイタズラされた電気コードは買い替える(修理する)しかありません。が、これが積み重なると意外と高額なのです。1本くらいは大したことがなくても、2本、3本とイタズラされると経済的な負担になります。

何よりそのコードが使えない間は非常に不便です。

携帯の充電ケーブルや、AV機器の接続ケーブルなど、日常的に家庭で使う電気コードはいくらでもあります。ものによってはすぐに手に入らない場合もあるので、実際にイタズラされるとかなり困ることに気付くでしょう。

どうやって対策するか? 保護カバーを徹底的に巻こう!

前項ではうさぎが電気コードをかじることで何が問題となるのか説明しました。感電や火災の危険を取り除くためにはうさぎにイタズラされたコードをすぐに処分すればよいのですが、気付かないこともあります。

しかも、前述のとおり、うさぎが電気コードを噛み切るのは本当に一瞬です。何も対策していない状態だと、あっという間に部屋中の電気コードがボロボロになるでしょう。なので、そもそもイタズラされないようにする、ということを念頭において対策しましょう。

では、具体的な対策方法を解説していきます。

基本は配線を隠す!どうしても出てしまうなら市販の保護カバーを活用! 

本来なら、うさぎが行動する時に部屋中の全てのコードを片づけるのがベストです。けれど現実的にはかなりの手間ですし、ワンルーム住まいの人などは一つの部屋に沢山の電気コードがあるので、簡単にはいかないでしょう。

出来るだけ隠せる配線は隠しても、どうしても外に出てしまう部分があります。そんな場合には、イタズラ対策として市販の保護カバー(スパイラルチューブと呼びます)を準備します。これをしっかりと電気コードに巻きましょう。

↓このような形です

1本1本、うさぎが行動する範囲にある電気コードは残らず巻いてください。

太さですが、見栄えは悪くなっても太めのものを選ぶといいですよ。うさぎの口に入らない太さだと、格段にイタズラされにくくなります。

なお、ペット用の噛みグセ防止スプレー(苦い味付けがされている)を使う手もありますが、正直余りオススメしません。効果のない場合が多いのと、例えスプレーの効果で普段はかじらなくなったとしても、電気コードは、何かの拍子でかじってしまったら即危険な状態になるからです。

保護カバーも万能ではない 使わない時はプラグを抜こう!

保護カバーをもってしても、うさぎのイタズラを完全にふせぐことは出来ません。丈夫な歯で保護カバーをも、かじってしまうことがあります。もしボロボロになりかけていたら、中のコードを齧られないように新しいカバーと交換しましょう。

また、万一のことを考えて、家電を使わない間だけでも電源プラグを抜くことをオススメします。最悪通電さえしていなければ、感電事故の危険は無くなるので。

少し面倒な点は否めませんが、うさぎや人間の命を守るためにも、必ず全てのコードに対策しておきましょうね!

もしイタズラされてしまったら? テープ補修は無駄!

もしも対策などが間に合わず、既に電気コードをかじられてしまった場合。

内部の線が見えてしまっている状態なら、絶対にそのまま使用してはいけません!

また、セロテープで補修するのもダメです。上述しましたが、断線した状態の電気コードは、発熱・発火の危険があります。安易なテープ補修では効果がありません。非常に危険なので、残念ですが諦めてください。すぐに電源プラグを抜いて、修理に出すか買い替えるかしましょう。

ビニールカバーが破られていないなら、ひとまずはそのまま使用して大丈夫です。(うさぎの歯は細長いものを噛み切る事に特化しているため、実際はビニールだけのダメージで済むことはまずありませんが…)が、中で断線している可能性もあるので、使用していてコードが熱を持つなどしているようなら、やはり修理or交換です。

もしもうさぎが感電してしまったら?

万が一、あなたのうさぎが感電してしまったら。

迷わず、今すぐ、病院へ相談し連れて行ってください。

例え感電した後にうさぎが普通にしていても、必ずかかりつけ医に相談し、判断を仰ぎましょう。感電事故が恐ろしいのは、すぐには見た目に症状が現れないことがあるところです。外見には大きなヤケドが見当たらなくても、実は内臓や皮膚の深いところにダメージを受けている可能性があります。後日症状が悪化する場合もあるので、充分注意しましょう。

まとめ

うさぎによる電気コードへのイタズラは、まさに『日常に潜む危険』です。

  • 電気コードが断線すると、感電や火災の危険がある
  • うさぎが電気コードを噛み切るのは一瞬の出来事。油断しない
  • 配線を隠し、保護カバーを巻いたりプラグを抜くなどの事前対策を
  • 齧られたコードは基本的に買い替え。テープ補修は無意味
  • もし感電したら、必ず病院へ

以上の点を頭に入れて、うさぎにとっても人間にとっても危険な事態を回避しましょう。

残念ながら、うさぎのかじり癖というものはほとんど直すことが出来ません。人間にとってのまばたき等と同レベルで体に自然に備わっている行動で、しつけでどうにかなる問題ではないのです。

こんなエラそうなことを書いている私も、過去に何本もの充電ケーブルをうさぎに噛み切られました。本当ならあってはならない失敗です。けれども、だからこそ同じ問題に頭を悩ませている飼い主様にはこの記事を参考に、少しでもリスクを減らしてもらいたいと思っています。

放し飼いや部屋んぽの機会が多い方はしっかりと対策して、安全なうさぎライフを満喫してくださいね!なお、部屋んぽについて他の疑問がある方は、以下の記事もぜひご覧ください。

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