うさぎの部屋んぽ、サークルだけでもいい?に回答!オススメ品も紹介

部屋の中のうさぎid1789_アイキャッチ

うさぎの部屋んぽ(うさぎを部屋内で散歩させること)についてのお悩みでよくあるのが、

「毎日部屋んぽの準備が大変!床にはうさぎにとって危ないものもあるし、部屋んぽはサークルの中だけじゃダメ?」

というものです。日本は忙しい家庭が多く仕方ないことですが、うさぎを部屋んぽさせるには毎回危険なものをどかすなど準備をしないといけないので、時間に余裕が無い人はとても大変ですよね。

これについて、基本的には「サークルだけでなく、やはり部屋に出すほうが良い」という回答をせざるを得ません。うさぎを迎えたことを整頓の良い機会と捉えて普段から床に物を置かないようにし、以下記事を参考にケーブルなどに対策を施せば、毎日の部屋んぽ準備もそれほど大変なことにはならないでしょう。

しかし、それでもどうしても事情があったりしますよね。実は、条件によってはサークル内だけで部屋んぽがOKになる場合もあります。また、部屋んぽに適したサークルを選んで部屋の区切りとして使えば、そもそもの準備もぐっと楽になりますよ。今回は、うさぎの部屋んぽとサークルについてオススメ商品も紹介しながら掘り下げていきたいと思います!

目次

うさぎの部屋んぽは、広さがあればサークルだけでも可能!目的が達成できればOK

サークルの中のうさぎ_id1789

まず、うさぎの部屋んぽをサークル内だけで完結させることは出来るのか、という疑問についてです。冒頭でも書いたとおり、やはりうさぎにとっては部屋の中の広いスペースで沢山体を動かしてもらうほうが健康維持に役立ちます。なぜなら、そもそも部屋んぽの目的が「運動不足・ストレスの解消」だからです。体全体を使う運動は筋力の維持だけでなく、うさぎの重要な消化器官である胃腸の動きを活発にしてくれる役割も持っているんですよ。

しかし、発想を逆にすれば、例えサークル内だけで部屋んぽさせる場合でも、この目的が達成できていればいいのです。具体的には、

  • サークルやケージの範囲がそもそも広い
  • サークル内で沢山遊べる工夫がされている、人間が遊びに付き合ってあげられる

という点をクリアしていれば大丈夫でしょう。上から順に、詳しく説明してみます。

サークル内の面積や元々のケージが広い

部屋んぽ代わりに遊ばせるサークルにも各種サイズがありますが、1畳程度のスペースを確保できているのならサークル内だけでも大丈夫でしょう。とはいえ床に何もない状態だと好奇心が刺激されないので、後述するレイアウト工夫を施してあげたほうがいいですよ。

また小型~中型うさぎに対して90cm以上のケージを用意してあげられているなら、普段からそこそこの活動範囲があると言えます。この場合もケージ内のレイアウトなど工夫次第ですが、日頃から運動不足になりづらい環境であれば、部屋んぽもサークル内だけで大丈夫と言えるでしょう。

サークル内で沢山遊べる工夫がある、うさぎの遊び(運動)に人間が付き合える

リビングであれ勉強部屋であれ、普通の家庭であれば部屋の中には家具など色々なオブジェクトがありますよね。こうした場所はうさぎも好奇心をくすぐられやすく、自然と動き回るものです。ローデスクの下をトンネル代わりに通ったり、学習チェアの脚の部分を飛び越えたり。

サークル内だけの部屋んぽを部屋内と比べておすすめしにくいのは、サークルの中は単調で、うさぎの探検心がすぐに尽きてしまいやすいところ。なので、部屋んぽをサークル内で完結させたいなら、サークル内でも沢山体を動かして遊べるようなレイアウトの工夫を行いましょう。おもちゃを置いたり、トンネルを敷いたりすると良いです。

また、人間がうさぎと一緒にサークル内で遊んであげられるのなら、それはとても良いことです! 絆を深めるのにとても役立ちますし、近くで見ていれば走り方、跳ね方などの健康チェックも出来ます。サークル内でしか遊ばせてあげられない代わりに、可能な限り時間を作ってうさぎの運動に付き合ってあげましょう。部屋んぽの目的も達成しやすくなります。

【おすすめサークル紹介】部屋んぽの時のサークルは取り回しのしやすさが最重要!

さて、以上のようにサークル内で部屋んぽを完結させる場合のコツはお教えしました。でも、本来はやはり部屋の中を運動させてあげた方が良いです。何故かというと、もちろんうさぎの為でもあるのですが、そのほうが結果的に人間側の手間が減るのです。個人的にも、サークル内のレイアウト工夫を一生懸命したりするより、部屋の準備をササッと済ませて部屋に放すほうがラクだと感じます。

サークルで囲った中に色々なものを置くと、それだけで掃除しにくくなったりサークル内に敷くマット替えが面倒になったりしますが、一度部屋の中の障害物をきちんと片付けて床に物を置かない習慣をつけ、以下におすすめするようなサークルを『うさぎを囲む』ではなく『部屋を区切る』使い方にすれば、毎回の準備もものすごく短時間で済みます。ということで、ここからは『サークルの使い方を変えて部屋んぽをしやすくする』という観点からオススメ商品を紹介していきますね。

おすすめ部屋んぽ用サークルの特徴や使い方(実例写真入り)

普段からケージとサークルを直結させてうさぎが自由に移動できるようにする、いわゆる『サークル飼い』をしている場合のサークルは、頑丈さや安定性、高さ等を重視しますよね。対して部屋んぽ向けのサークルは、取り回しのしやすさを重視するのがオススメ。サークルを構成する柵の1枚1枚をすぐに取り外し出来るものを選び、例えばここからは絶対入っちゃダメ!という位置に区切りとして置いておけば良いのです。

使い方の例
サークル使い方1_id1789
うさぎに齧ってほしくない棚の前にサークル(柵)を置いてガード
サークル使い方2_id1789
ここからは入ってほしくないというところにパーテーションとして設置

これなら、とりあえずこれは危ない!という物を部屋のどこかに寄せておき、その周りを何枚かのサークルで区切ればいいので、部屋んぽ準備もあっという間に済みます。折り畳みのしやすいものなら隙間収納可能なので、部屋んぽ以外の時間は片付けておくことで、インテリアの邪魔にもなりません。それを叶えられるようなオススメ商品を、以下から紹介しますね。

【ユーザー】ペットフェンス Mサイズ 高さ70cm

フェンスの一枚一枚が取り外し可能で、付属のコネクタを使うことで簡単に連結可能です。軽く取扱いやすい上、半透明のパネル式なので通常の金属サークルだとかじってしまう子にも適しています。SサイズとMサイズがありますが、うさぎのジャンプ力を考えるとMサイズのほうが安心です。継ぎ足し用の2枚組が売っているのも、部屋の広さによって調整がしやすくていいですね。

【GEX】ラビットサークルH65 モダンリビング/クラシックリビング

『うさぎとケージを囲む』という通常の使い方をしながらも、部屋んぽの時は広げてゲートとして使いたい場合におすすめのサークルです。専用の結合パーツでケージとの連結も可能です。6枚組になっており、3面・2面・1面と分けることが出来ます。色違いで2種類あるので、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶのもいいと思います。継ぎ足し用の販売が無いところだけが残念です。

サークルを新調する時の注意点

たまに、サークルを新調しただけでも部屋んぽに慎重になってしまううさぎもいます。そういう子の場合は、ケージ内でいつも使っているトイレや巣箱などを部屋の中(できればサークル柵の近く)に出してあげて、自分のにおいがついていることを示してあげましょう。時間をかければ必ず慣れていきます。

まとめ

今回は、うさぎに部屋んぽをしてもらう時のサークルの扱いについて、サークル内で部屋んぽを完結させてもOKな場合の条件や、部屋んぽの準備をしやすくするおすすめの使い方や商品を紹介してみました。いかがでしたか?

  • うさぎの部屋んぽの目的は全身を使った運動でうさぎの健康を維持すること
  • その目的が達成できるような工夫(サークルが広い、一緒に遊んであげられる)などがあれば、部屋んぽをサークル内だけで行ってもOK
  • 部屋んぽ準備を簡単にするサークルの使い方は『囲む』ではなく『部屋を区切る』こと

特にうさぎを迎えてまだ日の浅い方は、毎日のケージ掃除・ご飯替えなどに加えて部屋んぽの準備も…?!とクタクタになっていることでしょう。もちろんそれを覚悟してうさぎをお迎えなさったと思いますが、それでも実際にやってみると大変なことが多いですよね。

うさぎと暮らすにあたって一番良くないのは、お世話をする人間が無理をしすぎてしまい、気力が続かなくなってイライラしてしまうことだと、私は考えています。余裕が無い最初のうちは部屋んぽをサークル内に留め、代わりにその時間は沢山うさぎと遊んであげるなどの選択もアリだと思いますので、今回の内容をヒントに、ぜひご自分とご自分のうさぎのスタイルに合った選択をしてくださいね。

部屋んぽデビューしたての頃は、他にも色々な疑問や悩みが湧いてくると思います。もっと部屋んぽについて知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。では、最後までお読みいただきありがとうございました!

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