うさぎのおもちゃを100均で見つけよう!OKな物とNGな物をご紹介

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「へえ!うさぎにもおもちゃがあるんだ~」

これは、うさぎを迎える際、初めてうさぎショップへ足を運んだ時の私(管理人)の感想です。うさぎって、人間と遊んだりおもちゃを追いかけたりするイメージが薄いような気がしませんか?それは「犬猫用のおもちゃとは概念が違うから」という側面が原因であるように感じます。

それもそのはず、猫や犬などの肉食動物(狩りの名残=ボール等を追いかける習性がある)と違い、うさぎは『掘ったり』『かじったり』『潜ったり』して好奇心を満たす子が多いからです。そして、うさぎのそんな遊び方が、まだ世間には全然知られていません!つまり、知名度が低い。ので、100均などにはうさぎ専用おもちゃが置いていないんですよね…。

けれど、専門店で高価なうさぎ用おもちゃを買って無視されても悲しいし…とりあえず100均で様子を見たい! でも、どんなおもちゃなら100均でOKで、どんなものだと危険なの? ということで今回は、100均で手に入るうさぎのおもちゃを詳しく解説してみました! 実際に100円ショップのダイソーに足を運んで調査したので、ぜひ読んでみてくださいね。

目次

【OK!】100均で買えるうさぎのおもちゃは?ひとり用と、一緒に遊ぶ用があるよ

まず、100均で購入できるうさぎのおもちゃをご紹介しましょう。おもちゃと一括りにしても、うさぎがひとりで遊ぶ用のおもちゃと、人間も一緒に遊べるおもちゃの2タイプがありますので、それぞれを解説していきますね。

うさぎがひとりで遊べるタイプ

うさぎがひとりで遊べるおもちゃには、以下のようなものがあります。

  • ほりほり出来るおもちゃ
  • 潜れるタイプのおもちゃ
  • 転がすタイプのおもちゃ

上から順に紹介していきましょう。

ほりほり出来るおもちゃ:クッション・ぬいぐるみ・毛布など

うさぎは穴を掘る習性があるので、特に柔らかい素材などの布地を一生懸命にほりほりして遊ぶ子も多いです。普段人間用の毛布やクッション、ぬいぐるみをほりほりのターゲットにしている子なら、100均で似た素材のアイテムを探してみましょう。人間用だと万が一おしっこなどされたら困ってしまいますが、うさぎ専用なら大丈夫。出来るだけ洗濯機で洗えるものが便利でいいですよ!

潜れるタイプのおもちゃ:キャットトンネルなど

うさぎが穴を掘るのは、当然その穴に住むため。というわけで、トンネルに潜り込んでそこで休んだりするのが大好きなうさぎには、トンネルのおもちゃを用意してあげましょう。100均だと中々見つけにくいのですが、画像のような畳めるキャットトンネルなどは、収納の邪魔にもならず軽量で取り扱いやすいです。(インスタより画像をお借りしましたが、これは300円でした。 でもうさぎ専用のものよりは大分低コストですね!)

転がすタイプのおもちゃ

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鼻先で何かをつついてそれを転がすのにハマるうさぎも、実は多いです。意外かもしれませんが、犬用のコロコロ転がせるボールおもちゃも候補に入ります。素材は硬めのものよりふんわりした素材のものが好まれがちですが、こればかりはうさぎによります。

人間と一緒に遊べるタイプ

次は、人間もうさぎと一緒に遊べるタイプのおもちゃです。一緒に遊ぶ中で沢山コミュニケーションを取れば、うさぎとの絆を深められる絶好の機会になりますね。おもちゃを使った人間とうさぎの遊び方としては、以下の2つが挙げられます。

  • 引っ張りっこで遊ぶ
  • じゃらしごっこで遊ぶ

引っ張りっこできるおもちゃ:クッション・ぬいぐるみ・毛布など

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ぬいぐるみやクッションはひとりで遊べるおもちゃの項目でも紹介しましたが、うさぎが咥えた布地を軽く引っ張ってあげると、そのまま夢中になって引っ張りっこになるケースもあります。基本的に飲み込まなければ大丈夫なので、布地をかじり切って食べてしまう子でなければ充分候補になり得るでしょう。

じゃらしごっこできるおもちゃ:猫じゃらし

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意外かもしれませんが、猫じゃらしが好きなうさぎは、実は多いんです。といっても動かし方に少しポイントがあって、うさぎの鼻先や顔周りを掠めるように猫じゃらしをフワフワ振ると、追いかけたり前足で引き留めようとしたりします。そのまま猫のように興奮してブーブー言いながら追いかける子もいるので、まずはコスパの良い100均の猫じゃらしでご自分のうさぎが気に入るか挑戦してみてはいかがでしょうか?

【NG!】100均グッズは推奨出来ないうさぎのおもちゃ!うさぎの健康のためにも避けましょう

次は、100均グッズで購入しないほうが良い『NG』なうさぎのおもちゃについてです。これらのおもちゃはうさぎの健康に影響を及ぼしかねないため、うさぎ専用のグッズを買うようにしましょう。

かじり木代わりの木材など、かじって飲み込む危険性のあるおもちゃ

うさぎのおもちゃの定番と言えば、かじって遊ぶ『かじり木』です。このかじり木ですが、100均の板や木材などで済ますのは余り推奨できません。なぜなら、うさぎ専用でないため、塗料や接着剤などの薬剤が使われている危険性があるからです。少しくらいなら体に入っても毒にならないと思いますが、大量に食べてしまった時の安全面が保証できないので、かじり木については以下のような専用の商品を買うようにしましょう!

誤解が多いのですが、牧草をきちんと食べている子なら歯の伸びすぎなどは基本的に起こらないため、かじり木は本来必要ありません。歯のためにかじり木が絶対に要ると思って低コストなものを探しているのなら、繊維質の多いイネ科牧草(チモシーやオーツヘイなど)を食べさせる方向にシフトするのがおすすめです。あくまでかじり木はおもちゃとして扱いましょう。

うさぎが乗って飛び降りた時ケガをする可能性のある『高さのある』おもちゃ

これは100均に限らずですが、高さのあるおもちゃ、不安定なおもちゃは避けた方が無難です。例え飛び乗ることを想定していないおもちゃであっても、うさぎはお構いなしに乗ってしまうことがよくあります。

うさぎのジャンプ力はかなり高いです。さすがに猫ほどではありませんが、えっ?!と驚くような飛び跳ね方で自分の身長の何倍も高い場所へ上ったりします。そこから飛び降りた時にケガをしかねない(うさぎは骨折しやすい動物です)ため、なるべく高さのあるおもちゃや不安定なおもちゃは避けましょう。うさぎ専用の木箱トンネルなどは、飛び降りても安全な高さに設計されているので安心です。

うさぎのおもちゃを100均で揃える時の注意点!飲み込むなら即撤去を守って

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さて、ここまで100均で購入できる&しないほうがよいうさぎのおもちゃを解説してきましたが、100均OKなおもちゃであっても注意点があります。それは、

かじって飲み込んでしまうような素振りが見られたら、そのおもちゃは諦める

ことです。うさぎはかなり好奇心旺盛で、まず口に対象物を入れてそれが何なのか確認したりする子も多いのですが、それが高じて布でもなんでもかじって飲み込んでしまうケースもあります。段ボールや新聞も、少しかじるくらいなら問題ありませんが、大量に飲み込んでしまうと胃腸で詰まってしまう危険性があるのです。

うさぎは胃腸で生きている、というくらい消化器官が大切なはたらきをしているため、胃腸の詰まり(うっ滞といいます)は命に関わる危険度の高いもの。特に100均グッズはうさぎ専用の物が中々なく、うさぎにとって安全性に問題が無いと言い切れない商品が多いです。最近は可愛い柄のグッズも増え、低コストなことが魅力の100均グッズですが、うさぎの健康の為にも『かじって食べるなら100均おもちゃは撤去』これだけは守ってくださいね。

失敗しにくいおもちゃ選びのコツは、普段からうさぎの行動を観察すること

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最後に、「どんなおもちゃを選んだらいいか分からないよ! 気軽に挑戦できる100均とは言え失敗は避けたい!」という初心者の方にアドバイスです。うさぎを部屋んぽだったりサークル内で遊ばせている時(放し飼いなら普段から)、どんな行動を取っているか観察してみてください。

カーペットの一角をほりほりしていたり、何か小さなものを咥えて放り投げたり。自由行動の時にどんな仕草を見せているか観察すれば、「この子は毛布のほりほりが好きそう」とか「小さなぬいぐるみを咥えて放り投げるのが好きなんだな」など、おもちゃのアイデアが浮かんできます。そのアイデアをメモしておいて、100均ショップへ行くとおもちゃ選びがよりスムーズになるかもしれません。

まとめ

では、今回の記事のおさらいです。

  • うさぎのおもちゃは100均グッズで買えるものと、推奨出来ないものがある
  • 【OKなもの】毛布やクッション、猫じゃらし、ボールなど
  • 【NGなもの】かじり木代わりの木材や、ケガの危険性がある程高さのあるおもちゃ
  • OKな100均おもちゃでも、うさぎがかじって食べるなら撤去する
  • 日頃からうさぎの行動を観察すると、どんなおもちゃを選べばいいかのヒントが見えてくる

今回、おもちゃについての記事となりましたが、牧草の硬い部分を引っ張りっこで遊ぶのが好きなうさぎや、とにかく人間と鬼ごっこするのが好きなうさぎなど、必ずしもおもちゃらしいおもちゃが無くても大丈夫な子も実は多いです。おもちゃありきではなく、まずはうさぎと遊ぶことに人間側が慣れ、更にもう一歩という時に100均グッズでチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。

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