うさぎのおやつ、いつからあげていい?野菜・果物など種類別に解説!

うさぎ専門店やペットショップで、必ず目に入ってしまうコーナー。それが、うさぎのおやつ売り場です。特に子うさぎを迎えたばかりの初心者さんなどは、ついつい目移りしてしまうのではないでしょうか?私も、今でもショップに立ち寄ると『あげすぎは良くない』と思いつつ魅力的なおやつ類を眺めてしまいます。

ところで、うさぎにおやつはいつからデビューさせれば良いのでしょう?

実は、おやつと一口に言ってもその種類は様々。野菜・果物・ハーブや穀類など、色々な食材がうさぎのおやつになっているんです。一般では生後4か月以降ならおやつOKと言われていますが、

食材によっては消化器官に負担をかける可能性もあり、特に子うさぎには注意が必要なことも。

ということで今回は、うさぎにおやつを与え始める時期を種類別に紹介し、初めてあげる時の与え方などもしっかり解説していきたいと思います。ポイントは、『絶対にあげすぎない』ですよ!

目次

うさぎのおやつはいつからあげていい?種類別に紹介します!

果物とナッツ_id1980

冒頭でもお話ししましたが、うさぎのおやつには様々な種類があります。ざっと考えられる範囲では、

おやつの種類・食材おすすめデビュー時期
野菜生後4か月~
ハーブ・野草・ドライリーフなど生後4か月~
果物・ドライフルーツ生後4~6か月~
穀類デビューは生後6か月~
市販のうさぎ用おやつ※使われている材料によります

以上のようなものが挙げられます。これらは全て、うさぎにとってはおやつです。小さいうちから食べられる牧草やペレットと違い、おやつは少なからずうさぎの消化器官に負担をかける危険があるため、特に腸内環境の整っていない子うさぎ時代は与えるのを控えるようにと言われているのです。では、一体いつからなら上記のおやつをうさぎに食べてもらえるのか、それぞれについておすすめのデビュー時期と理由を説明していきますね!

生野菜・乾燥野菜 = 生後4か月~

野菜は、おやつの中では比較的早くから与えることができると言われています。食材にもよりますが、柔らかい葉物野菜が初めての野菜に適していると言われ、子うさぎの腸内環境の落ち着く生後4か月以降であれば与えてもOKとする飼育書が多いです。

野菜のデビューは:生後4か月以降

なお、野菜については以下の記事でより詳しく掘り下げているので、子うさぎにそろそろ野菜デビューを…と考えている方はぜひご覧ください!

ハーブや野草・ドライリーフなど = 生後4か月~

ミントやローズマリー・たんぽぽやオオバコなど、うさぎが食べられるハーブや野草なども、野菜と同様に生後4か月以降、子うさぎの腸内が丈夫になってきた頃ならデビューできるとされています。

ハーブや野草・ドライリーフのデビューは:生後4か月以降

しかし、特にハーブは薬効成分が強いものがあったり、そもそも与えてはいけない種類もあります。もしも自家栽培や自生の草を与えたい場合は事前にしっかり調べるか、自信が無ければ以下のような市販のドライリーフなどを利用しましょう。

果物・ドライフルーツ = 生後4~6か月~ より注意しながらデビューして

果物は生後4~6か月以降が適していると言われます。果物は総じて糖質が高いのですが、糖質に含まれるソルビトールの影響で便にトラブルが起きることがあります。ついついあげすぎた結果、便がゆるくなってしまった!などのトラブルも招きやすいです。野菜類よりも注意しながら、デビューする必要があるでしょう。最初はりんごなどの消化に良い果物からスタートするのがおすすめです。なお、果物は与える前によく洗い、種を取り除いてからにしてくださいね。

果物・ドライフルーツのデビューは:生後4~6か月以降

穀類 = 生後6か月~ でんぷん質は消化に時間がかかるため慎重に

エン麦や圧ペン大麦などの穀類は、でんぷん質が多く含まれているため消化には余り良くないです。与えるとしてもごく少量を、体の成長が落ち着いた生後6か月以降に与え始めるのがおススメです。多く食べてしまうと便に影響が出やすいので、くれぐれも注意しましょう。

穀類のデビューは:生後6か月以降

市販のおやつ = 添加物や食材をしっかり確認して

うさぎ用に販売されているおやつは、ドライフルーツを固めたバー状のものや牧草をすりつぶしてクッキー状にしたものなど数多くありますが、中には

  • 保存料、着色料や香料など
  • 小麦粉(消化に悪く、胃腸のうっ滞を引き起こす原因にもなります)
  • 砂糖・甘味料

が使われていることも。これらの添加物・食材は肥満やうっ滞の危険性は指摘されているいっぽうで、メリットが不明です。含有量もしっかり分からないことが多いので、避けた方が無難だと(個人的には)考えています。

市販のおやつを与える場合は成分表をしっかり確認し、腸に負担をかけないような食材が使われているものを選び、生後半年以降に与え始めるのが無難だと思います。

遂におやつデビューの時が来た!どの位の量をあげたらいい?

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子うさぎを迎え、それなりに体もしっかりしてきて、遂におやつデビュー!

うさぎ初心者さんなら、とてもワクワク・ドキドキする瞬間だと思います! 調子に乗って食べさせ過ぎないよう、量をしっかりチェックして、お腹を壊したりしないような楽しいおやつデビューにしましょうね。とにかく、

  • 最初はごくごく少量から、徐々に量を増やす
  • 同じものばかり続けてあげない。種類バリエーションを持たせる

を徹底するよう心がけてください。ということでこの章では、おやつの種類別にデビュー時のあげ方を紹介していきます。

野菜 = 最初は葉物野菜をごく少量、徐々に種類と量を増やして

野菜デビューについては、多くのうさぎが好むコマツナやチンゲン菜などの葉物野菜から始めるのがおすすめです。デビュー時は以下のことに注意して、うさぎに食べてもらいましょう!

  • よく洗って残留物を取り除く
  • 最初は数g(小指位にちぎったもの)から始める

野菜以外のおやつ = 全種類合わせて〇gの考え方を覚えよう

おやつの量は〇g、と書いてあると迷ってしまうと思いますが、これは(野菜以外の)全てのおやつの種類を合わせて量を考えるようにしましょう。

たとえば『おやつは5g程度ならOK』と書いてある場合…

  • 果物5g、穀類5g、市販のおやつ5g = 計15g
  • 果物 + 穀類 + 市販のおやつ = 計5g

ということです。これを踏まえて、以下のことを守りながらおやつデビューしてみましょう!

  • 野菜以外のおやつは、全て合わせて 小さじ1/2程度からスタート
  • 便の調子に問題なければ少しずつ量を増やし、多くても一日に5~10gにとどめる

まとめ

いかがでしたか?うさぎが大好物のおやつを食べる時は、匂いだけでも駆け寄ってきて目をキラキラさせるので、とってもかわいくてついついあげすぎてしまいそうになりますよね。甘えられると、今でも気持ちがグラッときてしまいます。

しかし、やはりうさぎにとっておやつはあくまでおやつ!次のおさらいをきっちり頭に入れて、うさぎの健康維持を助けてあげましょう。

  • うさぎのおやつには野菜・ハーブ・野草・果物・穀類などの種類がある
  • 野菜・ハーブ・野草は生後4か月以降、果物は生後4~6か月以降、穀類は生後半年以降にデビューがおすすめ
  • 市販のおやつは成分表をよく見て考えよう
  • おやつデビューの時の量は、ごくごく少量から慣らしていくこと

なお、うさぎの食べ物についてもっと知りたい方は以下に記事をまとめています!牧草やペレットのことなど、色々紹介しているのでぜひご覧ください。

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